偽札を見分ける方法
How To Detect Counterfeit Money


高価な偽札鑑別器は一切不要!



偽札とは
偽札とは模造した紙幣のこと。
作り方は単純にカラー複写機でコピーしたものや、パソコンに接続したイメージスキャナとカラープリンタでプリントしたもが多く、できばえはB級品です。ところが偽札を見たことの無い人にとってはB級品とはいえ騙される危険性があります。

偽札作りは犯罪です。興味だけでお札をコピーしたり、いたずら目的で作ってはいけません。犯罪の中でも厳しい処罰が待っています。国によっては極刑! 出来心ではすみません、十分注意してください。

しかしながら、日常茶飯事で手にする国もあります。日本も例外ではありません。当ホームページである「隠された紙幣の能力」にも繰り返し記載しましたが、深夜のタクシーやコンビニで使われた事件もあるほどです。このページではもはや対岸の火事とは言っていられない偽札について、簡単に偽札を見つける方法をお知らせします。
詳細は偽造防止 1偽造防止 2偽造防止 3偽造防止 4を一読ください。



偽札 注意喚起


注意
なお、記載されている内容を使い、また流用した結果、真贋判定で問題が発生し、その大小に関わらず何らかの不利益をうけても一切の保障はいたしません。
偽札技術は日進月歩です。新聞やテレビでも報道されているように国家レベルの偽札は一見して判別することはできないでしょう。スーパークラスの偽札が出ないことを祈るばかりです。


簡単に偽札を見分ける方法.
1.凹版印刷をチェックする
印刷の一部に凹版印刷が採用されています(写真は、左から千円、五千円、一万円)。識別マークと呼ばれる(目の不自由な人のために採用されました)箇所で深凹版印刷といいます。紙幣の表面左右下にあります。触ると普通のコピーや印刷では無いインキの盛り上がりを感じる事ができます。
そのほか表面中央左側にある漢字による金額表記、表面左右上角にあるアラビア数字の金額表記も凹版印刷です。

凹版
2.すかしを見る
カラー複写機やパソコンで作った偽札には「すかし」がありません。光源へお札をかざし、すかしの有無をチェックします。
※「すかし」、正しくは「すきいれ」と云います。

すき入れ
3.ホログラムを見る
一万円札、五千円札にはホログラムがあります。一般には真似のできないのがホログラムです。ここチェックすればB級品の偽札なら十分見分けられます。でも過信は禁物、ホログラムを剥がす事は可能です。
※「ホログラム」は千円札には採用されていません。また、平成16年11月以前の紙幣にも採用されていません。

ホログラム
4.潜像模様を見る
お札表面、左下にある「潜像模様」は見る角度で模様が変わります。千円札は「千円」、五千円札は「5000」、一万円札は「10000」が角度を変えると見えてきます。B級品のお札は角度を変えても文字や模様が変わることはありません。
※平成16年11月以前の紙幣にも採用されていません。

潜像模様


ブラックライトの薦め
日本における偽札のB級品ならこの上記1の凹版をチェックするだけで十分です。

もし高精度な偽札があるとすれば更なる問題があります。
お客様商売をしているところなら(お店のレジなど)怪しいからと言ってお客様の目の前ですかしをライトに当ててチェックしたり、指でこすって凹版をチェックするなど大胆な事はできないでしょう。
そのような時は、蛍光灯スタンドをレジ横に置く事をお薦めします。但し蛍光灯は普通の「白」ではありません。ブラックライトを使います。なにげにレジのドロアへ向けてブラックライト(蛍光灯タイプ)を照らすだけです。ドロアにお札を入れるときお札の印章をチェックしてください。印章のところが強く変化すれば本物です。もし、お札全体が青白く輝けば間違いなく偽物。
ブラックライトは必要ですが、照明器具店でも簡単に入手できリーズナブルです。


隣国の偽札
台湾と中国の偽札。特に中国の偽札はSクラスの出来映えです。初めて旅行に行かれる人ならまず違いに気がつかず偽札をつかまされてしまうでしょう。
旅行に行かれる人は、予め日本国内の銀行で「本物の見本」として小額紙幣から全て最低1枚は両替し用意することをお勧めします。
偽札技術も日進月歩。Sクラスな偽札ならホログラム/すかし/潜像模様も再現されているようです。
平成22年現在の真贋判定で効果あるチェックポイントは「凹版印刷」です。予め凹版部位をチェックしておきましょう。

技術を過信されている方が多いようです。当サイトに記載している偽札防止技術で特に機械に対する問題点を纏めました。「新技術を追加しても改良してもニセ札は減らない」をご一読ください。



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