開けられない鍵はありません。人間が作ったものであれば、必ず開けることができます。 |
開ける事のできる鍵を使う以上、その知識さえあれば合い鍵を作ることも可能です。多くをここで記述することは犯罪の意味からやめておきます。但し、偽札の技術が進んでくる以上、防衛の観点からある程度は情報として知る必要もあります。 |
怪しいときはまず確認 |
怪しいお札を手にしたら、まず「紙幣につけられた鍵」で紹介したいくつかを確認するとよいでしょう。なにより真券と比較しましょう。手触りや色合いを見るとよいでしょう。勿論、警察などへ届けて確認することが重要です。 特殊インキの有無なら小さな蛍光管で作られたブラックライト(大手照明器具店でも入手可能)が効果的です。紫外線によるチェックができます。全体に青白く光ればコピー用紙でプリントされた偽札です。紙幣につけられた鍵(偽造防止 1)に記載しましたが真券は、特殊インキによる日本銀行総裁の印章だけが紫外線(ブラックライト)をあてると輝きます。 |
屋内での利用なら100Vで使う大きめのものがベストです。キャッシュレジスタのソバで常時点灯させておくのも良いと思います。 |
注)類似でブラックランプと呼ばれるものがあります。蛍光灯タイプではなく電球タイプで、同じように黒色していますが紫外線は出ません。購入時には紫外線が出るかを確認するようにしましょう。以下の写真は紫外線を出さない「ブラックランプ(BLACKLAMP)」です。ブラックライトとは違いますのでお間違いのないようにご注意ください。 |
人間の感覚が最良の防衛 |
人間の感覚は、どの機械よりも優れています。触った感触でまずは真偽判定をする事ができます。残念なのは、機械ではその力に限界があり、場合によっては極簡単な操作で不正な扱いをされてしまいます。 |
機械は完全でない |
精密なサイズ、微妙な色彩、さらに磁性体が混ざったインキを個人が入手する事は不可能に近く、自動販売機等の紙幣識別機を偽札で不正使用するこなどできないようにも思えます。ところが、一部の複写機で利用されているトナーには、磁性体が含まれています。つまりこれで複写された印刷物は、全てに磁性体が入ることになります。実際には出来ないと思われる内容でも、多少の知識があれば簡単に乗り越えられてしまいます。色彩や磁気だけで判定する手法には短所があることも事実です。特に無人になりがちの自動販売機を所有されている方は、認識を新たにする必要がある(かもしれません)。 |