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実は誰でも作れる偽造防止策 |
複合機(カラーコピー)による紙幣の複写を防止するのがユーリオンを役割です。 詳しくは[日本国紙幣]-[2.紙幣につけられた鍵]-[防止4]と、[アメリカドル紙幣]-[8.紙幣につけられた鍵]-[偽造防止]のユーリオンをお読みください。 |
■応用例1 ユーリオン図形を施した実験用チケット(割引券)。 商店街の割引券をモデルに、カラーコピーを抑止できるか実験してみました。 下記手順を更に詳細に記載したページはここを読みください。 ・再現実験の手順 1)本物の紙幣からユーリオンを採取 イメージスキャナーを使い紙幣のユーリオン部位だけを高解像度で画像化。 2)ユーリオンのみをトリミング ドロー系ソフトを使い、ユーリオンだけ精密に分離します。 3)ユーリオン図形を画像ファイルとして保存 保存する画像は圧縮などはせずにオリジナルに極めて忠実になるようファイル化します。 4)ユーリオン図形をプリント プリントは実寸としカラーコピーを抑止したい対象にプリント。 ・実験のポイント 採取もプリントも解像度は600dpi以上を推奨 プリントはインクジェットでは駄目で、トナー式のカラーページプリンタが必要 プリンター機種によっては色彩の違いからユーリオンと認識されない可能性アリ ユーリオンの形状、大きさはオリジナルに忠実であること ユーリオンの色はY100で実験。他色もあるようだが詳細不明 |
両面にユーリオンを施したチケット(割引券)を複合機にセットした。 |
複合機によるカラーコピー(カラーイメージスキャナー機能含む)を実行した時の表示。実験に使った複合機は国内メーカで、購入から1年未満の機種(2014年8月現在)。複製を試みると必ずエラーメッセージが表示されカラーコピーはもちろんスキャナー機能も停止しまいました。この事から、ユーリオンは紙幣以外にも応用できることが確認できました。 カラーであるべき重要書類、写真、有価証券など利用範囲は広いはずです。 応用の可能性を広めるため、作成したユーリオン画像の輪郭を採取しアウトライン化、書体としてTrueTypeFontに組み込む実験にも成功しました。ワープロソフト、イラストソフトを使い作文/作画中において自由にユーリオンを配置することが可能になりました。 ![]() ■応用例2 A4用紙一面にユーリオン記号を印刷。 予め下地としてユーリオンを印刷しておけば、どのようなドキュメントをプリントしてもカラーコピーを抑止できる用紙が作れます。 注意 当ページは、ユーリオンの可能性を追求するための個人的興味による応用実験であり、ユーリオンそのものがパブリックドメインであるか等、法的な問題は何ら関知していません。また当ページ手順をマネされた結果についても何ら保証するものではありません。 上記図版をダウンロードしプリントしてもユーリオン効果を得ることはできません。 ユーリオンによるコピー抑止機能は、複合機側に備わった機能です。よって、その機能が備わっていない機器ではユーリオンは無力です。例えば、家電量販店で購入できるインクジェット方式の卓上複合機、ハンディースキャナー、富士フイルムの複合機などではユーリオン機能が搭載されていないものがありました。 |