SERIES 2009 アメリカ20ドル紙幣
カラー印刷の偽札と本物の違い


偽造防止策の威力を検証 安全線とカラーシフティング



安全線(セキュリティ・スレッド)
左がカラー印刷、右が本物の20ドル札です。

安全線とは紙幣に埋め込まれたリボンで紙幣を光にかざしてみることで文字を読み取ることがでいます。20ドル紙幣の場合、「USA TWENTY」の文字が入れ替わりで上下反転して印刷されています。またこのスレッドはブラックライト(紫外線)をあてると緑に輝く特徴があります。通常のコピーでは複写される事はありませんが、Sクラスの偽札であれば意図も簡単に再現できてしまいます。詳しくは「中国偽札を見分ける方法」の(4)安全線を参照してください。

左がコピー、右が本物の20ドル紙幣 


カラーシフティング (Color-Shifting Ink)
左がカラー印刷、右が本物の20ドル札です。

見る角度で色の変わる印刷です。本物であれば黄土色から深緑に変化しますがカラーコピーは角度を変えても同じ色です。日本の「二千円札の光学的変化インキ」(二千円札で採用)とは違いキラキラとした輝きがあり、中国紙幣で使われてるカラーシフティング同様の技術です。
中国の偽札では色は変わりませんが輝きだけは再現されているので注意が必要です。

カラー印刷 本物の20ドル紙幣


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