2000円仕様


初めて見るお札は時間をかけて観察してください。



サイズは76mm×154mm
■人物ではない
あくまでも個人的意見ですが、肖像が使われない紙幣は国の主権を感じる事ができません。そもそも肖像は偽札を困難にさせる働きがあるそうで、人物像は少しでも違うと「変だぞ?!」と気がつくのだそうです。
さて、新入り二千円札の表面右側で目立つのが守礼門、すかしも同じ。
裏面左側には「源氏物語絵巻」第三十八帖「鈴虫」その二の絵と詞書、右側には紫式部がデザインされています。
重ねて個人的意見ですが、デザインに採用された紫式部は、1881年神功皇后がデザインされて以来の女性です。

■偽造対策
千円札、五千円札、一万円札で既に採用されている偽造防止策(すかし/彩紋模様/マイクロ文字/特殊発光インキなど)に加え新しい手法が取り入れられました。

・潜像模様
斜めから見ると彩紋模様の上に「2000」が見えるようになる。→ (I)
・光学的変化インキ
見る角度で「2000」の色(青緑と紫色)が変化する。
・パールインキ
斜めから見るとピンク色の模様が見える。

二千円表

二千円裏

■マイクロ文字
偽造防止策の定番とも云えるマイクロ文字(NIPPON)が沢山隠されていました。上のA〜Iには、文字が隠れていました。もしかすると、もっとあるかも・・・・

NIPPON A  BNIPPON B

NIPPON C  DNIPPON D

NIPPON E  FNIPPON F

NIPPON G
 マイクロ文字ではありませんが、斜めから見るとNIPPONの文字!

2000 H  I2000 I
 上2枚は2000が埋まって見えます。




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