負けた500円硬貨(韓国硬貨による変造)(3)


500対策?


頑張っているようですが
変造対策を施した自販機が登場しました。下の写真は対策済みのコイン選別機です。しかしながら対応したのは500ウォンだけでした。


対策済1


対策の効果
実験では、500ウォンが途中で止まり500円とは認識されませんでした。


残念ながら
下の写真は、ハンガリーの20と50フォリント硬貨、それに表面を削りサイズ調整された変造コインです。

最新自販機でも何ら問題なく500円と判定されてしまいました。
自販機を使っている商店では、千円札からの釣り銭用の500円を取り出しています。



20フォリント表 20フォリント裏

50フォリント表 削りだし


最終手段?
すぐには解決策がみつからなかったのでしょうか。
「客からのクレームはあるけど・・」とは店長の言葉でした



使用中止
補助通貨なのに



この度の500円問題は、日本の負けと考えるべきで、早めの貨幣変更(鋳造方法を変える、または硬貨利用や停止する)を検討するべきでしょう。
安価かつスピーディーなコイン識別機でなければならない事を考えると、これ以上のセンサーや判定ロジックを望むことは困難でしょう。さらに変造コインではなく、同じ外見をもつ偽造500円が出回る事を考える必要があると思います。

と書いて1ヶ月もしない平成11年12月3日、500円硬貨のモデルチェンジが発表になりました。

世界の補助通貨(コイン)から見ても、500円の価値はあまりにも高額なのではないでしょうか?犯罪になりやすい理由である事を理解する必要があると思います。高額補助通貨の採用必要性が理解できません。

--------- およそ9ヶ月後 ---------
平成12年8月より新500円硬貨が流通しています。材質は白銅からニッケル黄銅になり、斜めギザ、潜像が採用されています。変造硬貨の在庫をかかえた犯罪者は困っているに違いありません(危険増大)。
被害が多い場所(自販機)では、自衛手段として旧500円の取り扱いを中止するべきでしょう。

券売機 00/09/01

新しい硬貨や紙幣が登場しても切り替わり時期は自販機や券売機で使う事ができません。しばらくは不便ですが我慢するしかないのでしょう。

00/11/01 まだ使えない・・「まだまだ使えない」にならない事を祈る

--------- およそ10ヶ月後 ---------
平成13年6月、新500円対応の自販機が街中でも見られるようになりました。あとは、新500円が完全流通し対応機ばかりになれば一件落着になるはず。

新500円専用 01/06/19  新500円専用 01/06/19

ところが、不可思議な自販機も出現しています。数は多くありませんが、新旧両方の500円が使える自販機もあります。これはいったいどうなっているのでしょうか?

両用機 01/06/19

旧500円が対応できるなら新500円は不要です。
「新500円のみ対応」のシールが張ってある自販機と、「どちらも使えます」のシールが貼ってある自販機は、何処が違うのでしょうか? 安全性は同じでしょうか? 大きな疑問が残ります。

--------- 500円硬貨 第三世代の発表は2021年(令和3年)11月1日 ---------

コンビニ複合機 硬貨対応種 2022年

  2022年、コンビニに設置されている複合機。紙幣は千円札。硬貨は5円、10円、50円、100円、500円と1円以外は利用できる。ただし第一世代の500円が利用出来なかった。自販機などコインメックからは完全排除な第一世代でした。

--------- 500円硬貨 第三世代の発表から2年経過 ---------
券売機 2023/11

【第三世代】500円硬貨 2021年(令和3年)11月1日~ が2023年11月現在でも利用できない券売機。



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