マイクロ文字
左がカラー印刷、右が本物の一万円札
イメージスキャナーを使い1200dpiで紙幣の画像採取するとマイクロ文字も見事に画像化することはできますが印刷に反映することは困難です。民生品のプリンタで印刷してもマイクロ文字は再現きません。
10〜20倍程度のルーペがあればチェックは可能。
なお、マイクロ文字が再現できない理由はプリンタなど印刷側の解像度による問題です。高解像度出力できる印刷機を使えばマイクロ文字を偽装する事は可能でしょう。素人的なカラーインクジェットプリンタや複合機程度の偽札を鑑別するには有効な偽造防止策です。
※ 写真はE券一万円札の表面、右上にある10000の下にあるマイクロ文字。

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ホログラム
左がカラー印刷、右が本物の一万円札
イメージスキャナーや複写機などでは再現できないのがホログラムです。ホログラムは光の反射でキラキラと輝きますが、カラー印刷では変化は見られません。素人が作る偽札ならホログラムをチェックすれば判定は可能です。なお、ホログラムはプラモデルのデカール同様に剥がす事が可能とされています。もし、カラー印刷の偽札に本物のホログラムを張り替えるなら、判定要素としては利用できない事になります。過信は禁物
※ ホログラムは、E券の五千円札と一万円札に採用されています。

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パールインキ
上が本物の千円札、下がカラー印刷
パールインキは、紙幣左右の辺から1センチ幅に施されています。光の当たり具合でピンク色に見えます。太陽光で見るよりは、蛍光灯の下で見たほうが分かりやすいと思います。イメージスキャナーで画像化したカラー印刷や複写機のカラーコピーでは再現することはできません(写真上の赤枠内にパールインキ。写真下の赤枠内にはピンク色が見えない)。
※ 平成12年7月19日に発券された二千円札、平成16年11月1日に発券されたE券の一万円札と五千円札と千円札に採用されています。

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